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運用まで見越したWeb CMS導入のチェックポイント[分散制作]
- 1. W eb C M S 導入前のチェ クポイ (2 )
ッ ント
~ 制作業務の 「 分散化」の視点から ~
~W eb C M Sの選定の際に見逃されているポイ ~
ント
2 0 1 1 年3 月3 日
W ebマーケティ ング コ ンサルタント
北川 仁
© O ffi Ki
ce tagaw a 2 0 1 1
- 2. 目次
1 . W eb C M Sを導入する目的
2 . 制作業務の「分散化」を実現するための課題
3 . 制作業務の「分散化」を見越したチェ クポイ
ッ ント
4 . まとめ
© O ffi Ki
ce tagaw a 2 0 1 1
- 3. 1 .W eb C M Sを導入する目的
© O ffi Ki
ce tagaw a 2 0 1 1
- 4. エンタープライズ規模のW eb C M S導入の目的
数百ページ以上のW ebサイ で求められていること
ト
1. 制作・運用業務の効率化・・ 月3 日(
・2 前回)のセミナー
迅速な業務により 鮮度の高い情報を発信し
、 たい
2. 制作業務の分散化・・・今回のセミナー
専門分野に特化し ンテンツを制作し
てコ たい
3 . ンテンツ管理の一元化
コ
分散処理(分業) ても、
し 管理は一元化し たい
© O ffi Ki
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- 6. 制作業務の分散化を実現するための課題
1 ワークフローの可視化と
. グループ化
分業を支えるコ ュ
ミ ニケーショ ンの仕組み
2 外部制作物の取り
. 込み
人により 異なる制作スキルの差を補う 仕組み
3 共同編集(画像、
. テキスト )
業務の分担と 専門化の仕組み
機能の○×方式で、 M Sを比較することは難しい
C
自社の実業務(運用)の視点からの評価・ 比較が重要
© O ffi Ki
ce tagaw a 2 0 1 1
- 7. 制作業務の分散化
1 分業を支えるコ ュ
. ミ ニケーションの仕組みのチェ クポイ
ッ ント
ワークフローの可視化と グループ化の実現
(例) 3 月3 日( の出来事です
木)
4 月1 日( にリ ーアルする1 5 0 ページのコ
金) ニュ ンテンツ制作が終わり た。
まし
W eb管理者のあなたは、 商品事業部の担当者、 責任者、関係部門に対し て、
コ ンテンツのレビュ ーを依頼したいのですが、 どのように連絡しますか?
あなたの(考えている) M Sで、
C その協業ができますか?
© O ffi Ki
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- 8. 制作業務の分散化
通常のチェ クポイ (
ッ ント 評価基準)
→「 x
x 段階の承認ワークフローが設定できること。
複数で並列のフローの設定が可能であること 」
ワークフローの可視化と グループ化を考慮したチェ クポイ
ッ ント
→「 ンテンツ制作依頼から制作、
コ 編集、配信、 変更等の段階で、
ワークフローを設定できること (承認だけではない) 。
受け取っ たフローの意味が理解できること 」
→「複数のワークフローを使う なく 1
こと 、 つのワークフローに、
複数のコ ンテンツをまとめることができること」
© O ffi Ki
ce tagaw a 2 0 1 1
- 9. 分業と協業
! ワンポイ アド ス 1 分業・
ント バイ 協業とC M S
組織を管理・運営するための基本原則
分業:組織全体が機能するための仕事の分担
協業:分業を統括する仕組
C M Sとは…
組織の分業と協業の潤滑油となるコミ ニケーショ
ュ ンを支える
システム
必要な情報を、 必要な人に、必要なだけ、ワークフローという
形態で提供することが重要
情報量が多すぎないこと
→ 一目見て理解できる情報が重要
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- 10. 制作業務の分散化
2 各人の異なるスキルの差を補う
. 仕組みのチェ クポイ
ッ ント
外部制作物の取り 込みの実現
( 商品事業部の担当者から、
例) ホームページビルダーでコンテンツを制作し たいと
相談があり た。
まし
( 制作スキルの高い外注先から大量のZi
例) pファ ルが送られてきまし
イ た。
あなたの(考えている) M Sに容易に取り
C 込みできますか?
通常のチェ クポイ (
ッ ント 評価基準)
→「テンプレート上で容易にテキスト が入力できること H TM Lを直接編集すること
。
ができること」
大量コ ンテンツの一括処理を考慮し たチェ クポイ
ッ ント
→ 「 M Sの外部で制作し
C たデータを取り込むことができること」
「外部企業からの大量データの取り 込み処理が容易なこと 」
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- 11. 分業と協業
! ワンポイ アド ス 2 分業・
ント バイ 協業とC M S
分業のメ ッ =業務の専門化
リ ト
専門化:注意と努力を向ける対象を少なくすることで、
従業員や管理者の対象を同一のものへと集中させ、
熟練、確実性、正確性の獲得により能率を増進させる。
部門化は,このような専門化の原理に従って行われるため、業務に関する専門的
な熟練を最大限に利用できる
しかし W ebのスキルは、
、 各人のレベルにばらつきがあるため、
●各人のレベルに合っ ンテンツの制作方法が選べることが重要
たコ
●できあがっ たデータをC M Sに取り込む機能が重要
C M Sとは…
各人のスキルのばらつきを補うシステム
社外で分業制作した大量のテ ゙ タを社内に取り
ー 込むシステム
© O ffi Ki
ce tagaw a 2 0 1 1
- 12. 制作業務の分散化
3 業務の分割と
. 専門化の仕組みのチェ クポイ
ッ ント
共同編集(画像、テキスト 、
)と 排他制御の実現
( サイ 全体のリ ーアルを行う
例) ト ニュ ために、商品情報は事業部の担当者が、
画像やグラフィ ク、
ッ デザインは社内の制作部門が担当し た。
まし
せっ 新し
かく い商品情報をアッ たのですが、 い画像がアッ
プし 新し プされた
際に、古いテキストで上書きされてしまいました。
あなたの(考えている) M Sでは「
C 先祖返り が起きませんか?
」
こんな更新を
古いテキスト 新しいテキスト
行いたい
古い 新しい
古いテキスト 新しいテキスト
画像 画像
古い 新しい
古いテキスト 新しいテキスト
画像 画像
更新前 更新後
© O ffi Ki
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- 13. 制作業務の分散化
< ご参考:先祖返り>
更新済連絡
事業部 製作部門
担当者 担当者
更新 更新
古いテキスト 新し
古いテキスト
いテキスト 新しいテキスト
古い 新しい
古いテキスト 新しいテキスト
画像 画像
新し
古いい
新しいテキスト
古いテキスト
古い 画像 新しい
古いテキスト 新しいテキスト
画像 画像
更新前 新し
古いい 更新後
新しいテキスト
古いテキスト
画像
© O ffi Ki
ce tagaw a 2 0 1 1
- 14. 制作業務の分散化
3 業務の分割と
. 専門化の仕組みのチェ クポイ
ッ ント
共同編集(画像、テキスト 、
)と 排他制御の実現
( サイ 全体のリ ーアルを行う
例) ト ニュ ために、商品情報は事業部の担当者が、
画像やグラフィ ク、
ッ デザインは社内の制作部門が担当し た。
まし
せっ 新し
かく い商品情報をアッ たのですが、 い画像がアッ
プし 新し プされた
際に、古いテキストで上書きされてしまいました。
あなたの(考えている) M Sでは「
C 先祖返り が起きませんか?
」
通常のチェ クポイ (
ッ ント 評価基準)
→「排他制御ができること」
共同編集と 排他制御を考慮し たチェ クポイ
ッ ント
→「編集権限を持つアセッ の範囲を限定すること
ト ができること」
「アセッ をロッ
ト クするチェ クイ チェ クアウト
ッ ン、 ッ の仕組みが明確であること」
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- 15. 分業と協業
! ワンポイ アド ス 3 分業・
ント バイ 協業とC M S
分業のデメ ッ
リ ト
分業によって生まれた多くの組織単位ごと 追求する目標、
に、 作業の
内容と環境が異なるために、所属する人々の行動様式、考え方、意識
などに違いが生まれ、組織間の調整に困難が発生する
C M Sとは…
異なる組織間で、同時に1 つの情報を、可視化して提供する
システム
組織間のコンフリ を回避・
クト 調整するシステム
© O ffi Ki
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- 17. 制作業務の分散化を見越したチェ クポイ
ッ ント
W ebサイ 運用に欠かせない機能がC M Sに備わっ
ト ているか
1 ワークフローの可視化と
. グループ化
2 外部制作物の取り
. 込み( ニュ
リ ーアルで特に重要)
3 共同編集( ニュ
. リ ーアルで特に重要)
C M Sの導入効果を検証するプロセスが確立されているか
© O ffi Ki
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- 18. C M Sの導入効果を検証するための3 プロセス
評価のプロセス
• RFI (Request For I nform ati
on) 情報提供依頼書
• RFP (Request For Proposal )提案依頼書
• PO C (Proof of C oncept)概念実証
• RFI C M Sの特性を理解する
:
• RFP: 自社の課題と ベンダーが提供するソリ ーショ
、 ュ ン
と の適合性を、ベンダーとの対話を通し て評価する
• PO C :自社の課題が解決すること を検証する
3プロセスにより 自社の導入目的に合っ
、 た
正し M Sを選定すること
いC ができる
© O ffi Ki
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- 19. W eb C M S 導入前のチェ クポイ
ッ ント まとめ
数百ページを超える大規模サイ 用W eb C M Sの評価
ト
複数の編集者が制作・更新作業を分担できるC M S
リ ーアルを乗り
ニュ 切れるだけの機能が揃っているC M S
自社の実運用の視点から機能を評価する
自社の導入目的に一致するC M S評価の3プロセス
© O ffi Ki
ce tagaw a 2 0 1 1
- 20. お問い合わせ先
O ffi Ki
ce tagaw a
W ebマーケティ ング コ ンサルタント
北川 仁
ki 0 2 @ pop0 7 .
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ne.p
© O ffi Ki
ce tagaw a 2 0 1 1